
広い海に浮かんだ絶海の孤島。
村の周囲には、起伏に富んだ森が広がる。
海を見渡す切り立った崖に、光の届かない暗い洞窟。
〜MH3公式HPより
ドンドルマより南西へ600kmの海域に発見された新たなる地「孤島」
発見以来、多くのハンター達が探求へと向かったが帰って来た者はおらず、その地形も生態系も未だ謎に包まれている。
今回我々「川口ヒロミ探検隊」は、この神秘に包まれた島の謎を解明するために一路「孤島」へと渡った。
その島は我々が見知っている世界と確かに様相が異なっていた。ランポスに輪をかけて獰猛な小型の肉食竜。羽音一つまでランゴスタに酷似しているが良く見ると形状が異なる巨大昆虫。
我々の生態系と微妙にではあるが異なった進化を遂げている生物達。
この島には何か・・・恐ろしい秘密があるのかも知れない。
隊長の呟きに我々も不安を覚えた。
右も左も分からぬ未知の島。突然猛獣が襲い掛かってくる可能性もある。予測することの出来ないその恐ろしさに我々は身を固くしながら島の奥へ奥へと進んだ。
そして、島に渡り3日ほど経過し、恐らく島の中央部近辺に到達した頃と思われたとき、その洞窟は突然我々の目の前に姿を現した。
鬱蒼とした森の中に、更に暗鬱とした穴のような入口がポッカリと口を開けていた。その不吉な洞穴は、まるでこの島の口喉のように思われ、入ったが最後二度と出られないのではないかという恐怖感を覚えた。
入るべきか?入らぬべきか?
躊躇っている我々隊員を尻目に隊長は洞窟へ入っていった。隊長に怖いものなどないのであろうか?我々も腹をくくった。
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- 2009/06/27(土) 00:00:00|
- 幕間劇
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レイアの心は暗く沈んでいた。
思えば苦労の連続であったが、十分に幸せだった。
すぐにカッとなって暴力をふるい、仕事もせずにアチコチふらふらと飛び回っているロクでもない男。自分が居ないと何一つ出来ないダメな男。
そんな男だったが、ときにはとても優しく微笑んでくれ、彼女はそんな夫・レウスを心から愛していた。
しかし、いつ頃からだろう。夫の態度がよそよそしくなり、彼女の待つ巣に帰らない日が多くなってきた。一人で寝る夜が多くなり、段々と夫の心が離れていくのが分かった。
浮気でもしているのかも知れない。でも確かめるのが怖かった。
そんな不安に押し潰されそうなレイアを支えてくれたのが学生時代からの親友「ペッ子」だった。レイアは美しく聡明で誰からも一目置かれる存在であったが、「女王」というあだ名が示すとおり、凛として近寄りがたい一面があり友人は皆無といってもよかった。そんなレイアに唯一気さくに接してくれたのが「ペッ子」だった。ペッ子は優しく明るく万人に好かれる人気者で、レイアはそんな彼女を羨ましく思っていた。
その日も、お茶をしながらペッ子に夫の相談を持ちかけていたところだった。親身になって励ましてもらい、力づけられたレイアはペッ子に別れを告げて帰ろうと翼を広げた。その時、岩陰で「クスクス」と笑う声に気がついた。
つと振り返り、レイアは驚きに目を瞠った。「ケル美」だった。
学生時代、燦然と輝いていたレイアとペッ子を眩しそうに見上げていた地味な女。ケル美の好きだった男がレイアに熱を上げていたことから、嫉んで影で悪口を言ってたという話を聞いたこともある。レイアとしてはそんな小者は相手にしなかったのだが。
ケル美はレイアと目があうと慌てて目を逸らし逃げていった。不審に思ったレイアは一飛びに追いつき強力な鉤爪でケル美の頭を掴んだ。
ケル美如き相手することもないが、先ほどの笑いが悪意のある嘲笑に聞こえ何か引っかかった。
『あなた、何でこんなところにいるの?何がおかしいのかしら?』
レイアが顔を近づけるとケル美は蒼白になりながらも、気丈に吐き捨てた。
「ふんっ。レイア。あんたがあまりにも惨めだから笑ってたのよっ。」
『どういうことかしら?』
「あんた何も知らないのね。とんだ間抜けな女王がいたものだわ。」
『・・・私、気が長い方じゃないの。死にたいのかしら?』
鉤爪に力を込める。ケル美の顔が異様な形に歪んだ。
「あ、あんた、ペッ子に夫の浮気の相談をしてたわね?浮気相手本人に相談してどうするのよ?」
『・・・・何言ってるの?』
レイアはケル美が何を言ってるのか咄嗟に理解できなかった。
「あんたの夫の浮気相手は、あんたが今話していたあのペッ子だって言ってるのよ。私は2人がここで逢ってるのを何度も見てるのよ。どう?親友に裏切られた気分は?これでも、お高く止まっていられるのかしら?」
ケル美が狂ったように哂う。激しく動揺した。あのぺっ子が?そんなバカなッ。
『・・・・・な、何を言ってるのかしら?ウソつくならもっとマシなことを言うのね』
耐えようの無い不快感に、一息にケル美の頭を握りつぶした。くだらない戯言だ。だが、何でこんなに心臓がドキドキするのだろう?
夫とぺっ子を信じている。だからこそ確かめなくてはならない。
レイアは急ぎ巣に飛び帰ると、レウスの寝室をあさった。
何もあるわけがない。あって欲しくない。でも!もしかして!
レイアの目はいつしか涙で濡れていた。昔の楽しかった思い出が蘇る。何でこんな風になってしまったのだろう・・・
そして、寝床から一枚の羽が見つかった。ペッ子ご自慢の美しく鮮やかな「彩鳥の羽根」だ。
レイアの中で何かが崩れ落ちる音がした。
・・・そう。私は一人何も知らず間抜けにもペッ子に悩みを打ち明けていたのね。そんなバカな女を夫とぺっ子は嘲笑っていたのね。その上、あんな下種なケル美にまで惨めに馬鹿にされ・・・
『・・・せない』
自然と唸り声が漏れた。もはやその目に涙はなかった。
『許せないッ!許さないッ!あのメンドリがァッ!!』
レイアの目に怒りの炎が宿った。それは全てを焼き尽くす青白い冥府の炎だった。
そして、まさにそのとき!レイアの携帯が鳴った。ペッ子からだ。
「助けてに来てッ!大剣を持った変な男に襲われているのッ!」
クソ女がぬけぬけと・・・
あんなに素敵だと憧れていたペッ子のトサカが、今では頭にチクワを乗せただけに思えて仕方がなかった。ペッ子の全てが憎い!
『いいわッ!あんたも、ソイツもまとめてブッ殺してやるッ!』
一声吼えるとレイアは大きな翼を広げ飛び立った。
夫と親友の裏切りが、彼女を聡明で慎ましかった「陸の女王」から、狡猾で残忍な「復讐の女王」へと変貌させた。
その凶悪な怒りは、彼女の目に入るもの全てに向けられることだろう・・・
「MH3脳内設定集」より〜
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- 2009/06/20(土) 00:00:00|
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<<前回のあらすじ>>
予定調和の名の下、ついにトライの世界へ足を踏み入れた子連れ男爵。
期待を胸に、リモコンを手に一歩一歩未知の新世界へと踏み出していった。

暗鬱としたキャンプから一歩外に出たとたん眩いくらいに広がる美しい平野。新緑の香り。川のせせらぎ。草を食むアプトノス。
その牧歌的な情景は、彼がよく慣れ親しんだこれまでの狩猟場に良く似ていた。
既視感に眩暈がしたものの、あらためて新たな世界での戦いに気を引き締め、彼は大剣を抜き放ち、この世界での初めての獲物に向かっていった。
嗚呼ッ!アプトノスよ!
いつだって新しい武器の試し斬りや操作の練習台となり、意味もなく惨殺される悲運の星に生まれしものよ。そのポジションは3となった今も変わらないのだね?
ならば、せめて苦しまぬよう一太刀のもとに斬り捨ててくれよう。
長いブランクで自分の剣技が衰えていないか心配だった。。
これまであまねく飛龍の頭を叩き割ってきた「縦斬り」・・・はAボタン押し。良しッ!
群がる雑魚どもを一閃のもとに蹴散らしてきた「なぎ払い」・・・は左に捻ってAボタン。うむッ!
気に入らない仲間を空の彼方へ打ち上げてきた「斬り上げ」・・・は右に捻ってAボタン。イエスッ!
そして、彼の代名詞ともいえる必殺技!大概外すがたまに当たることもある奥義!「溜め斬・・・」「溜め・・・」「た・・・」
・・・・・・・・・・・・・
なにィィィィィィーーーっっっ!! (((( ;゚Д゚)))
いくらやっても必殺の溜め斬りが出せない!
説明書を再度食い入るように見ると「リモコンを立ててAボタンで溜め」と書かれている。
立てる?立てるってなんだ?こんちくしょー。
その上、使いづらいヌンチャク操作で立ち回り自体も怪しい状態。
回避が左手、視点変更が右手と今までの操作の逆に変わっており、これに脳の働きがついてこれず満足に立ち回れない。動きの早いランポスみたいな子(ジャギー?)に手も足も出ない始末。
・・・・・なんてことだ。ここまでWiiリモコンによる操作が困難だとは。
今回の狩猟のターゲットはクルペッ子(♀:推定38歳)。
クックとゲリョスとヒプノックを足して割って、ノリで適当に作られたような鳥の化け物。
おそらく入門用の弱いやつであり、全盛期の彼であれば問題なく勝てる相手のはずだった。
しかし、このどこ歩いているかも、どこ斬っているのかも分からない「泥酔したオッサン」のような動きの今の彼では勝負にならないであろう。
だがッ!男には負けると分かっていても挑まなくてはならない時があるッ!・・・うん、まぁ、別に今がその時ではないだろうが、とりあえず戦いを挑んでみる。戦っている内に何かコツを掴むかも知れない。実戦こそが最も戦士を成長させるのだ。
思えば、こんな恐怖は無印で初めてリオレウスに挑んだとき以来だった。慢性的な戦いのうちにモンスターに対する恐怖というものが麻痺していたのかも知れない。
久しぶりの熱い戦いに血がたぎった。
視界操作が追いつかず見えないところから敵の攻撃を被弾する。ボタン操作が反射的に出ず回避もロクに出来ない。何がなんだか分からないままにいいようにクルペッ子にツツかれ、蹴られ、燃やされて戦いは一方的な敗北に終わった。
しかし、彼の胸には気持ちよい風が吹き抜けていた。久しぶりに死と向かい合い、神経がひりつくような高揚を感じ、死力を出し尽くした満足感で溢れていた。
今回の戦いは確かに完敗だったかもしれない。Wiiリモコンという困難な壁に当たり自分の真の力を発揮することが出来なかったかもしれない。
だがッ!彼の心は折れなかったッ!

困難であればあるほど燃えてくる。それが真の狩人だというのが彼の信念だった。
いつの日か、その情熱でこのWiiリモコンの困難な操作をも彼は克服するだろう。
その時こそが、真の戦いの始まりなのだ。
頑張れッ!子連れ男爵!負けるなッ!子連れ男爵! [新世界より]の続きを読むテーマ:モンスターハンター3(Tri) - ジャンル:オンラインゲーム
- 2009/06/13(土) 23:59:59|
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